本市における民間保育所への対策といたしましては、55年度から民間保育所に対する助成金交付要綱により、職員についてはその処遇を改善するための給与改善費や、児童の給食内容を高め、また施設管理の改善を図るための運営改善費、その他地域改善対策特別保育事業費、情緒障害児保育特別事業費を国の措置費に加算して助成をし、民間保育所の経営の近代化と職員及び児童の処遇改善を行うことによって、保育所の運営内容の向上を図っております
また、私立保育所と家庭保育所への運営助成を引き続き行なう一方、従来から実施しておりました情緒障害児保育の拠点保育所を１カ所増設し、障害児保育の拡充を行ないます。さらに、留守家庭児童対策事業の拡充、児童館や母子福祉センター等の活用を通じて、児童、母子福祉の向上に努めます。
成果でございますが、これらの情緒障害児保育を開始いたしましてから現在で５年目を迎えるわけでございますが、これまで41名の児童の保育を経験いたしてきております。その中で最初のねらいの通り、集団保育の中で社会性の回復につとめてまいってきておりますが、52年度までには17名を卒園させるという状態になっております。
成果といたしましては、情緒障害児保育開始以来５年目を迎え、これまでのところ34名の保育を経験いたし、集団保育の中でひたすら社会性の回復に努めてまいりました結果、51年度末までに12名を卒園させることができました。